ネット上でブログやつぶやきを読んでいると、「過去を消したい」「黒歴史で人生詰んだ」みたいなネガティブな言葉をよく見かけます。
そんな書き込みに対して、「過去のことなんて全部忘れてやり直せ!」とか「過去は消せないのだから全てを受け入れましょう。」等々、様々な意見やアドバイスが飛び交っているのが現状です。
果たして過去は消すべきなのでしょうか、残すべきなのでしょうか。僕は「過去は消さなくてもいい。むしろ活かすべきだ」と考えています。その理由を説明していきます。
過去を消さなくてもいい理由

自虐ネタになる
自分の過去は、「自虐ネタ」として話のネタに昇華させることができます。笑えるレベルの過去(いわゆる黒歴史)であればどんどん笑いに変えていきましょう。
自分をさらけ出すことで、読者さんに親近感を持ってもらえるというメリットもあります。
似た過去を持つ誰かの希望になれる
一方で、笑えないほど深刻な過去を抱えている方もいると思います。そんな方でも勇気を持って、過去の事実をありのままに発信していきましょう。
同じような過去を抱えている誰かの希望になれるかもしれません。
個人が堂々と声をあげられる今の時代は、本当に素晴らしいと思います。
消したい過去を活かす方法
とはいえ、過去の恨みつらみを殴り書きするだけでは、ただの愚痴ブログになってしまうのがオチです。同情はしてもらえるかもしれませんが、そこで終わってしまいます。では、どのように発信すべきなのでしょうか。
「後悔」から「反省」に切り替える
例えば、大量購入した商品が出品直後に価格崩壊して大損した、というケースで考えてみます。「後悔」の場合はどうなるでしょうか。
「なんであんなに大量に購入してしまったんだろう。。」
→「自分はなんてだめな人間なんだ」
→「自分にはセンスも能力もない」
→「氷河期世代で世間からも見放された」
→「世の中が悪い、全部この社会のせいだ」・・
当然、こんな負の連鎖では人生が好転するはずもありません。大損した過去を引きずり続けるだけです。では「反省」の場合はどうなるでしょうか。
「何故あんなに大量に購入してしまったのだろう?」
→「クーポン割引やポイントバックでついつい買いすぎてしまったから」
→「売上ランキング上位だったし、すぐ売り抜けば大丈夫という甘い考えがあったから」
→「結果的に損したから、今後は大量購入ではなく、種類を増やしていこう」・・
と、大損した過去を糧にして、次につなげることができます。
自分自身をモデルケースとして教訓を伝える
「自分はこんな行動に出て、結果こんな大失敗をした過去があります。だから、あなたは同じ失敗をしないでくださいね」という教訓を積極的に発信していきましょう。
さらに、「こうやって過去を乗り越えました」という実体験に基づいた解決法を添えれば、最高に価値のある記事になります。
まとめ
あなたが今もし、かつての僕のように「ろくな過去が無い」と感じているのであれば、どうかその思いを発信してみてください。
もちろん、過去を振り返るにあたって、「あいつのせいで」とか「あの環境のせいで」とか、そういった外部要因に怒りがわいてくることもあると思います。その気持ちは本当によくわかります。
でも、そこはグッとこらえてください。感情に任せて愚痴を書き連ねてしまったら、あなた自身がみじめになるだけです。どうかあなたには、誰かの希望になってほしい。心からそう願っています。